マタドール・パーソナルトレーニングジム名古屋の坂西です!
本日のコラムは、野球とウエイトトレーニングの関係性についてお話します!
そもそもですが、野球においてウエイトトレーニングは必要なのでしょうか?
格闘技やコンタクトスポーツのようにものすごく筋肉が必要というわけではないですが、ある程度の筋肉は必要になります。
ウエイトトレーニングには、パフォーマンスの向上だけでなくけが予防の観点からも非常に重要です。
ドジャースでワールドチャンピオンになった大谷翔平選手も、数々のウエイトトレーニングを行っています。
Instagramでは、デッドリフトでなんと495lbs(約225㎏)もの重さを挙げている動画が公開されています!
日本人男性の平均体重は約70㎏なので、男性のトレーニング歴1年未満の経験者のデッドリフトの平均は、約99㎏となります。
大谷選手は2倍以上もの重量を上げていることになります!!
投手・野手の二刀流を成し遂げるには、これだけのパワーが必要になるということですね。
日本のピッチャーが年々球速が上がっているのもこの徐脂肪体重数値に基づいたトレーニングをしているためだと考えられます。
除脂肪体重の計算方法!
除脂肪体重:筋肉や骨、内臓、血液などの総重量
体脂肪量(体重×体脂肪率)
除脂肪体重(体重ー体脂肪量)
除脂肪体重指数(除脂肪量÷身長2乗)
これがMLBは24.2NPBは22.5大学(日本)20.5大学(アメリカ)22.2高校19.7
NPB平均球速
2014年にNPB全投手のストレート平均球速は141.4km/hだったが、これが年を経るごとに右肩上がりに上昇。2023年には146.6km/hにまで到達している。
一方、MLBは151.6㎞とかなり差がある。
球速やスイングスピードが速い人ほど数値が高くなる
ただ、体重が増えたからといって球速がすぐあがるわけではない
早く投げるための体の使い方、野球の技術力も高める必要があります。
野球は、投げる・打つ・走るというように、様々な動きが含まれています。
そのすべての動きに関連するものが、『下半身』です。
投手でも野手でも、基本は下半身の筋力強化が重要です。
【スクワット】
下半身のウエイトトレーニングで、自宅でも簡単に始めることができ効果が期待できる種目に「スクワット」があります。
スクワットにも、いろんな種類があります。
・ダンベルスクワット
ダンベルを身体の中心で持ち、スクワット
手の力を使わないように、支えるだけ。地面反力であがれるように!
・ブルガリアンスクワット
片脚を少し高いところ(ベンチや椅子など)に乗せ、スクワット
よりお尻に効きます
両脚が強くても左右差があり、片足の筋力が弱い選手も多くいます。
ピッチング動作には片脚の筋力が必要となり、バランス能力も高める必要があるためこちらをお勧めします!
まずは重さを持たず自重で行い、普通のスクワットに慣れてきたら徐々に負荷をかけていくようにするといいでしょう。
膝や腰の負担に注意し、正しいフォームで行うことがパフォーマンスアップへの近道です!
ウエイトトレーニングは、筋力アップだけでなくスポーツ競技力の向上、怪我の予防にも効果的です。
ぜひ普段の練習にウエイトトレーニングも取り入れて、より効率的なパフォーマンスアップを目指しましょう!!