本記事で分かること

  • ランニングドリルとは?
  • なぜランニングドリルが重要なのか
  • ランニングドリルをしないと上達できない?
  • 初心者が取り入れたいランニングドリル
  • ランニングドリルに必要な筋力と柔軟性
  • ランニングフォームを改善するためには?
  • まとめ|ランニングドリルで身体の使い方を見直そう

ランニングをしていて、「もっと楽に走りたい」「長い距離を走っても疲れにくくなりたい」「自己ベストを更新したい」と感じたことはありませんか?

ランニングの上達を目指すとき、多くの方が走る距離やスピードを伸ばす練習に取り組みます。もちろん、走る練習を積み重ねることは大切です。

しかし、それと同じくらい意識したいのが、走るための身体の使い方を身につけることです。

そこで重要になるのが「ランニングドリル」です。

ランニングドリルは、走るときに必要な動きを一つずつ練習するトレーニングです。正しい姿勢や腕振り、脚の動かし方などを意識することで、自分の走りを見直すきっかけになります。

この記事では、ランニングドリルの重要性や取り入れるメリット、初心者が意識したいポイントについて解説します。


ランニングフォームで悩まれているあなたへ

専属トレーナーだからこその的確アドバイス、自然と身につく理想のランニングフォーム

みつい

お客様の悩みに応えてきたトレーナー三井が解説します。
勤務地:マタドールパーソナルジム

ランニングドリルとは?

ランニングドリルとは、ランニングに必要な身体の動きを身につけるための練習です。

普段のランニングでは、前に進むことや設定したペースを維持することに意識が向きやすく、身体の細かな動きまで確認するのは簡単ではありません。

例えば、次のような動きです。

* 背筋を伸ばし、安定した姿勢を保つ
* 肩の力を抜いて腕を振る
* 股関節から脚を動かす
* 身体のバランスを保ちながら着地する
* 腕と脚を連動させてリズムよく動く

ランニングドリルでは、こうした動きを一つずつ取り出して練習します。

走る動作を分かりやすい動きに分けることで、普段のランニングでは意識しにくい身体の使い方を確認できます。

代表的なものには、もも上げやスキップ、足首を使った軽いジャンプなどがあります。

なぜランニングドリルが重要なのか?


① 自分の身体の使い方を意識できる

ランニングは、腕や脚だけでなく、体幹や股関節など、全身を使う運動です。
しかし、走ることに慣れていても、自分がどのように身体を動かしているかを正確に把握できているとは限りません。
例えば、腕を振っているつもりでも肩に力が入っていたり、脚を前に出そうとするあまり上半身が反っていたりすることがあります。
ランニングドリルでは、こうした動きを一つずつ意識しながら練習できます。
ただ走るだけでなく、どのように身体を動かしているかを考えることが、フォームを見直す第一歩です。

② 効率のよい走りを身につけるきっかけになる

ランニングでは、姿勢や腕振り、脚の動きなどが組み合わさって、一つの走る動作が生まれます。
身体の使い方がうまく連動していないと、必要以上に力が入ったり、動きがぎこちなくなったりする場合があります。
ランニングドリルで身体の動かし方を練習すると、腕と脚の連動や、リズムよく身体を動かす感覚を身につける助けになります。
その結果、無駄な力みを減らし、より効率よく走ることを目指せます。
ただし、ドリルを行うだけで必ず走るスピードが上がるわけではありません。身につけた動きを実際のランニングにつなげることが大切です。

③ 自分の苦手な動きに気づける

ランニングドリルを行うと、普段は気づかなかった身体の動かしにくさを発見することがあります。

例えば、次のようなケースです。

* 片脚で立つと身体がふらつく
* 左右で脚の上げやすさが違う
* 腕を振ると肩に力が入る
* スキップをするとリズムが崩れる

このような違いがあるからといって、必ずしもフォームに問題があるとは限りません。しかし、自分の身体の特徴を知るきっかけにはなります。
苦手な動きが分かれば、必要に応じて筋力トレーニングや柔軟性を高める運動を取り入れるなど、練習内容を考えやすくなります。

④ 走る前に身体を動かす準備ができる

ランニングドリルは、走り始める前のウォーミングアップとしても活用できます
軽いジョギングや動的な運動で身体を温めたあとにドリルを行うことで、走るときに意識したい姿勢や動きを確認できます。
特に、スピード練習やペース走など、普段より強度の高い練習を行う前には、無理のない範囲で身体を動かしておくことが大切です。
ただし、疲れるほど多くのドリルを行う必要はありません。ウォーミングアップの一環として、余裕を持って取り組みましょう。

ランニングドリルをしないと上達できない?



ランニングドリルは大切ですが、ドリルをしなければ走力が向上しないというわけではありません。

ランニングの上達には、走る練習を継続することに加え、筋力や持久力、休養など、さまざまな要素が関係します。

その中でランニングドリルは、身体の使い方を見直し、走る動作を身につけるための補助的な練習です。

例えば、走る距離を増やして持久力を高めながら、ドリルで姿勢や脚の動かし方を意識することで、それぞれの練習を組み合わせることができます。

大切なのは、ドリルだけに時間をかけるのではなく、普段のランニングと組み合わせて、練習した動きを実際の走りに生かすことです。

初心者が取り入れたいランニングドリル


ランニングドリルに取り組む際は、難しい動きから始める必要はありません。まずは簡単な動きで、身体の使い方を確認しましょう。

① もも上げ



もも上げは、姿勢を保ちながら脚を動かす練習です。

背筋を伸ばして立ち、片脚ずつ無理のない高さまでももを持ち上げます。腕も自然に振り、左右交互に繰り返しましょう。

高く上げることよりも、上半身が反ったり、身体が左右に揺れたりしないことを意識します。

② スキップ



スキップは、腕と脚を連動させながら、リズムよく身体を動かす練習です。

軽く弾むように前へ進み、腕を自然に振りましょう。最初は小さな動きで構いません。

無理に高く跳ぼうとせず、リズムよく動ける範囲で行うことがポイントです。

③ かかとの上げ下げ


かかとの上げ下げは、ふくらはぎや足首を使う感覚を確認するための基本的な運動です。

足を腰幅程度に開いて立ち、必要に応じて壁などに手を添えながら、ゆっくりとかかとを上げ下げします。

反動を使わず、身体のバランスを保ちながら行いましょう。

まずは一つのドリルを丁寧に行い、慣れてきたら種類を増やしていくのがおすすめです。痛みがある場合は無理に続けないようにしてください。

ランニングドリルに必要な筋力と柔軟性



ランニングドリルでは、動き方を覚えるだけでなく、その動きを支える筋力や、身体をスムーズに動かすための柔軟性も重要です。

例えば、もも上げを行うときに脚をうまく持ち上げられない場合、股関節を動かす筋肉の働きや、骨盤・体幹を安定させる力が関係していることがあります。

また、身体が硬くて股関節や足首を動かしにくい場合は、ドリルの動きが制限されることもあります。

大切なのは、ドリルの動きを無理にまねるのではなく、自分の身体の状態に合わせて必要な筋力や柔軟性を整えていくことです。

① ドリルに必要な筋力

ランニングドリルでは、脚を動かす力だけでなく、姿勢を保つ力や身体のバランスを取る力も必要になります。

股関節まわりの筋力

股関節まわりの筋肉は、脚を持ち上げたり、後ろに引いたりする動きに関わります。

もも上げやスキップでは、股関節を動かす筋肉を使いながら、脚をスムーズに動かすことが大切です。

お尻の筋力

お尻の筋肉は、股関節を動かす働きに加え、片脚で身体を支えるときの安定性にも関わります。

スキップや片脚でバランスを取る動きでは、お尻の筋肉を適切に使うことが重要です。

体幹の筋力

体幹は、走るときに上半身と下半身をつなぎ、姿勢を安定させる役割を担います。

体幹をうまく使えないと、脚を動かしたときに上半身が大きく揺れたり、姿勢が崩れたりすることがあります。

ふくらはぎの筋力

ふくらはぎの筋肉は、足首を動かし、歩行やランニングで地面を押す動作を支えます。

かかとの上げ下げや軽いジャンプなどのドリルでは、足首まわりの筋肉を使う感覚を身につけることが大切です。

ただし、筋力が強ければ必ずフォームがよくなるわけではありません。必要な筋力を身につけながら、身体全体を連動させて動かす練習を行いましょう。

筋トレ種目



② ドリルに必要な柔軟性

筋力と同じように重要なのが、関節を無理なく動かせる柔軟性です。

身体が動かしにくい状態では、ドリルの動作が小さくなったり、別の部位で動きを補ったりすることがあります。

股関節の柔軟性

股関節は、脚を前後に動かすために重要な関節です。

股関節をスムーズに動かせると、もも上げやスキップなどの動作を行いやすくなります。

足首の柔軟性

足首の動かしやすさは、着地やしゃがむ動作などに関係します。

足首が動きにくいと、動作によってはかかとが浮いたり、膝や身体の向きが変わったりすることがあります。

太ももの前後の柔軟性

太ももの前側や裏側の筋肉は、股関節や膝の動きに関わります。

これらの筋肉の柔軟性を確認し、必要に応じてストレッチを取り入れることで、脚を動かしやすい状態を目指せます。

ただし、柔軟性は高ければ高いほどよいわけではありません。大切なのは、ランニングに必要な範囲で関節を動かせることと、その姿勢を安定して保てることです。

ストレッチ種目



③ 筋力と柔軟性をバランスよく整える

ランニングドリルを上達させるためには、柔軟性を高めるだけでも、筋力を鍛えるだけでも十分とは限りません。

例えば、股関節がよく動いても、その姿勢を保つ筋力が不足していれば、動作中に身体が不安定になることがあります。

反対に、筋力があっても関節が動かしにくければ、思うように身体を動かせない場合があります。

そのため、次の3つを組み合わせることが大切です。

* 柔軟性を整える: 股関節や足首などを動かしやすくする
* 筋力を身につける: 姿勢を保ち、身体を安定させる
* ドリルで動きを練習する: 身につけた力や動かしやすさを、実際の走る動作につなげる

自分に必要な筋力や柔軟性は、走り方や身体の状態によって異なります。すべてを一度に改善しようとせず、まずは自分の苦手な動きや身体の特徴を知ることから始めましょう。

ランニングフォームを改善するためには?



ランニングドリルは、走るための動きを練習するうえで役立ちます。しかし、自分の課題が分からないままでは、どのドリルを選べばよいのか迷うこともあります。

そこでおすすめなのが、自分のランニングフォームを確認することです。

例えば、走っているときの姿勢や腕振り、足の着地、身体の左右の動きなどを確認すると、改善したいポイントを整理しやすくなります。

スマートフォンで走っている様子を撮影するだけでも、自分の動きを客観的に見るきっかけになります。

ただし、動画だけでは分かりにくい身体の使い方もあるため、必要に応じて専門家に相談することも一つの方法です。

自分の課題を把握し、それに合ったドリルやトレーニングを継続することが、フォーム改善への第一歩となります。

まとめ|ランニングドリルで身体の使い方を見直そう



ランニングドリルは、走るために必要な身体の動きを一つずつ練習するトレーニングです。

主な目的は、身体の使い方を意識すること、効率よく走るための動きを身につけること、自分の苦手な動きに気づくことです。

初心者の方は、もも上げやスキップなど、簡単なドリルから始めてみましょう。

大切なのは、難しい動きをたくさん行うことではありません。自分の課題に合った練習を選び、普段のランニングに生かすことです。

「自分のフォームのどこを改善すればよいか分からない」「自己流の練習でよいのか不安」という方は、まずは自分の走りを確認することから始めてみてはいかがでしょうか。

マタドールのランニングフォーム分析

マタドールでは、ランニングフォームの撮影・分析を通して、一人ひとりの走りの特徴や改善ポイントを確認しています。

姿勢や腕振り、足の着地などを確認し、それぞれの課題に合わせた改善方法をご提案します。

初心者の方から自己ベスト更新を目指す方まで、自分に合った練習方法を見つけたい方は、ぜひご活用ください。

「正しいランニングの知識」と「効率的な走り方」を学びながら、自分に合ったフォームを身につけ、痛みやケガなく、いつまでもランニングを楽しく続けたい人のためのレッスンです。

   膝や腰など身体への負担が軽減!
   ムダなエネルギーや力を使わず、ラクに走れる!
   長距離でも疲れにくく、ケガのリスクも減る!

人は皆それぞれ体型や姿勢、フィジカルレベル・体力は異なります。

画一的な型に当てはめるのではなく、スポーツ医科学の根拠に基づいて、あなたの体に合った最適なモーションと『走る技術』をプロのトレーナーが提供いたします!

マタドールでは
姿勢・動作分析をもとにトレーニングを提案しています。